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　マッチングアプリを悪用して出会った男性を飲食店に誘導して、不当に40万円を脅し取ったとして6月28日、19歳の女が逮捕されました。

　恐喝の疑いで逮捕されたのは、札幌南区の自称・飲食店従業員の19歳の女です。

　警察によりますと女は6月17日、マッチングアプリで知り合った当別町の20代の男性を札幌・ススキノのバーに誘導。

　その後、女は従業員を名乗る男らと共謀し、飲食代の名目で代金47万5000円を不当に要求しました。

　女はその場で男性から現金8万8000円を脅し取るも、「これじゃ全然足りない。金下ろせ」と男性をコンビニエンスストアのATMに連れていき、31万9000円を引き出させ脅し取りました。

　男性は18日にも男らに消費者金融に連れていかれ「金を借りてでも払え」と60万円の支払いを不当に要求されたため、110番通報しました。

　駆け付けた警察官が恐喝未遂事件として22歳と19歳の男2人を緊急逮捕し、その後の捜査で女を28日に逮捕しました。

　警察は、女らの認否を明らかにしていません。

　警察によりますと、女はほかにも約10万円の貴金属も男性から脅し取っており、さらに60万円も不当に要求していたということです。

　警察は、他にも余罪や共犯者がいるとみて調べを進めています。

　ススキノ界隈では、マッチングアプリを悪用した"ぼったくり行為"が急増していて、2023年5月からの約2か月で30件以上の相談が寄せられ、少なくとも1300万円を超える被害が報告されています。

　警察は歌舞伎町で横行した手口がススキノに持ち込まれた可能性があるとみて、注意を呼び掛けています。

FNNプライムオンライン
2023年6月29日 木曜 午前7:00
https://www.fnn.jp/articles/-/549346